【自営業の始め方】必要な準備とその方法

自営業の始め方
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自営業ってどうやって始めるの?

今日はこれから自営業を始めようと考えている人向けのはなし。

「独立して自営業を始めたいけど事前に準備することとか正しい始め方ってあるの?」 こんな質問を頂いたので僕なりの答えをお伝えしたいと思います。

さて、独立する時に準備しておいたほうが良いものといえばどんな事が想像できますか?もちろん開業届とか青色申告の出し方とかそのあたりも大事なんだけど、それらについてはこちらの記事で既に紹介しているので、確認したい人はココからどうぞ。

この手続関係の疑問以外にも、”初めて自営業をスタートする”となると知りたいことってあるはずです。例えば…

  • サラリーマンやOL時代との違いは?
  • なにか事前に準備することはある?

このあたりも事前に知っておきたいはず。ちなみに言うと絶対に成功する起業方法なんてもモノは僕も知りません 汗。ただ失敗する確率を限りなく減らす方法は知ってます。今日はその視点から、自営業の始め方で失敗の確率を減らす準備方法を紹介します。

開業まもなく廃業してしまう人の共通点

10年間、全国で起業サポートをしてきたこともあり、1年も立たずにいきなり廃業してしまう人も見てきました。業種は多岐に渡るものの、僕から見ると廃業の原因はみんな似通ってるとおもいます。

どんな共通点かと言うと

1.資金に全く余裕がない状態でスタートする

売上が安定する前に資金が底をつくってことですね。「自分仕事出来るし、最初からそこそこ売上あがるでしょ」なんて真剣に考えない人が良くこのパターンで閉店します。

2.ビジネスプランを作らずに勢いでスタートする

どうやってお客さんを集めてどうやって利益を上げるのか?当たり前に必要な計画。だけど独立することにテンションがあがってサラリーマン時代とは違い「看板」も「顧客リスト」もゼロになることを見落としちゃうんですよね。

3.必要な時に周りに助けを求められない

これは2パターンあります。助けが必要な状態に陥ってるのにそれに気付いてない人。もう一つは、プライドが邪魔をして人に相談できないタイプ。開業すると一人で決めることが多くなるので、相談相手やメンターの存在は必要。

4.そもそも性格に難がある

いわゆる調子に乗ってる人ですね。『起業してる自分はエライ』的なプライドで周りを下に見たり、大した実力じゃないのにマウント取ったり。そんなやついる?って感じですが、実は多いです。仕事でも一回きりの関係が多い人はこの要素があるかも。

他にもあるとは思うけど、だいたいこのあたりが原因の人が多いかなと思います。

自営業を始めるのはとても簡単です。ゼロ円起業も可能なので手続きだけなら今すぐにできちゃいます。だけど必要な準備をせずに始めてしまうとあっという間に廃業ということも十分あるので気をつけましょう。

かく言う僕自身が1と2の状態で脱サラして自営業に切り替えたタイプ。その結果本当に廃業と隣合わせの状態を2年続けることになりました。毎月の支払いに困るし、新しい仕事の見込みがなくて、夜中に工場でバイトする。言ってみれば負け組の中心メンバーでした。

コレを読んでいるあなたには、そんな道は通らずにスムーズに売上安定を達成してほしいと思います。というわけで、具体的にどんな準備をすれば良いのか?紹介していきます。

自営業を始めるなら4つの準備をすれば成功の可能性が上がる

これから紹介する項目はすべて自営業をスムーズにスタートさせるのに必要な事。これらが揃っていれば揃っているほど自営業を始めても失敗する確率を限りなく減らすことが出来るのでしっかり覚えておきましょう。

基本的には失敗したひとの共通点と同じ要素ですが、どうすれば準備できるのかの視点で解説していきます。

1.資金計画を準備する

開業スタート時からいきなり売上MAXなんてことは無いと思っておいたほうが良いです。スムーズに進んでも3ヶ月から半年は安定するまでにかかるでしょう。

となると、自営業の売上だけでは暮らしていくのは難しいので、「貯金をする」もしくは「副業(アルバイト)をする」のどちらかとセットでのスタートになると思います。

大事なことは、ハッキリとどっちの路線でいくかを決めること。そしてその路線のためにお金を貯めたり、時間に融通が聞きそうな仕事を見つけておく事でお金の問題を回避しましょう。

2.ビジネスプランを準備する

誰に何をどの様に売るのか?ここは真剣に言語化しておく必要があります。「サラリーマン・OL時代と同じ業種で独立するからとくにプランは必要ナッシング!」

こんな人は程なくドロップ・アウトするでしょう。前の章でも話しましたが、独立すると今までのような【会社の看板】【顧客リスト】【広告】など当たり前にあったものがすべてゼロスタートになります。

これは想像以上に一大事ですよ。後から気付いて痛い目を見ないように、しっかり誰に売るのか?どんなサービスを売るのか?どの様に集客するのか?しっかり言葉で言えるようにしましょう。

3.必要な実績を準備する

ビジネスプランを作る時に外しちゃいけないのが、自分の強みのジャンルで組み立てること。実績がない分野にいきなり突入しても知らないことだらけで大変苦労します。

まずは実績がある分野で一点突破。そこから横展開していくのがおすすめです。

というわけで、ビジネスプランが上手く機能するための実績としてどんなものがあるのか?このあたりも言語化出来るようにしましょう。

4.メンターを見つける

メンターとは、簡単に言えばあなたを導いてくれる人のこと。

起業したら嫌でも孤独を感じる場面が増えます。お金の不安、未来への不安。そんな事が頭から離れず眠れない夜を過ごすなんてこともあるでしょう。

だからこそ相談できる人・導いてくれる人の存在は重要。自分に合ったメンターを見つけるポイントは

自分が進みたい方向性の先にいる人&心から尊敬できる人

起業の先輩だからといって方向性が違う人の話を聞くと逆に道に迷うことになります。 例えば、なるべく借金や融資は使わずに身の丈にあったビジネスを始めたいと思っているのに、ガンガン融資をうけて成長している人のアドバイスは参考にナラない場合がある

まずは現状把握から

今の段階で全部の項目が埋まっている人は殆どいないと思います。

  • まずは4つの項目を自分はどれだけ準備できるか?
  • 足りていない項目があるなら、どうすれば準備できるか? そこから考えてみましよう。

こうやって目の前の課題が明確になったり、目標が見える化することで始めの一歩が踏み出せるようになるものです。ぜひ、楽しんで準備を進めていきましょう!

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