僕の人生はこんなはずじゃない……
真夜中の工場でバイトをしながら毎日自問自答。
「こんなはずじゃなかった、なんでこんな事になってしまったんだろう?」
起業したら自由な時間と望む収入を手に入れて、幸せな人生が待っていると思っていたのに。
現実は理想のイメージとは全く逆。気がつけば仕事の依頼はほとんど無く、毎月の支払いにも困る事態。
こんなことなら、サラリーマンを続けていたほうが良かったのかな?
でも、ADHDでもある自分はいわゆる組織に馴染めるタイプではなく、それはそれでストレス満載。
とは言え、このままバイトまみれの日々なんか絶対イヤだ。
あぁ、なんだか昔からそう。いつも自分を信じて突き進むと、見事に思わぬ落とし穴にハマる。
思い起こせば、小さい頃から数々の事件を起こして来た気がする……
ウルトラマンになれなかった事件
多くの人は1,2歳の頃の記憶が無いって言うけど、僕はしっかり覚えてるタイプ。
当然、2歳だったその時のことも覚えてる。
ある晴れた日に1歳年上のお兄ちゃんと押入れで遊んでいた時のこと。
「ウルトラマン、へんしーん!」
掛け声と共に押し入れからジャンプをして変身の練習。
とにかくお兄ちゃん子だったので、なんでもマネをしていた僕。お兄ちゃんのマネをして一緒に飛び降りて変身の練習。
お兄ちゃんはどうだったか知らないけど、僕は本気で変身するつもりでジャンプを繰り返していました。今思えば2歳で押し入れからジャンプするのはヤバすぎだと思う 笑
そして案の定ですよ。何回目かのジャンプの時。
「ボキッ」見事に着地に失敗して足を骨折。
そりゃそんな高さから飛び降りたらそうなりますわな。
駆けつけた母親に涙ながらに弁明の一言。
「ウルトラマンになれなかった……」
信じて突き進んでもうまく行かないもんです
180°開脚事件
それからも、数々の事件を起こしながら時は高校時代。(だいぶ事件をはしょっています。)
当時はとにかく格闘家になることに憧れてました。トレーニングも毎日欠かしません。
しかし、ひとつだけ気になることがありました。それは毎日ストレッチをしても足が180°開脚しないこと。数年ストレッチを続けても開かないということは、やり方に問題があるはず。そこで考えた天才な僕は、問題を一瞬で解決する方法を思いきます。
「ジャンプで勢いつけて開脚ストレッチすれば一気に開くじゃん!」とてもシンプルでアホな発想ですね。多少の痛みと引き換えに180°開脚が手に入るなら安いもの。そう思い、勢いよく飛び跳ねてからの180°開脚を即刻実施。
そしてその時は突然やってきました。
「バキっ」
何かが割れた音。何の音だろう?
次の日から股関節が異常に痛い。痛いけど半年我慢。しかしさすがに痛すぎるので病院に行ってみると……
レントゲン写真を確認しながら先生が半ギレです
「ねぇ、ここ見て!これ骨剥がれてるよ。いったい何をしたの?しかも剥がれた骨も溶けてなくなってるし。ダメだよこんなになるまで放っておいたら。もう治らないよ。」
え?治らない?まじ?格闘家終了です。
留学~東京時代
高校卒業後はアメリカの短大へ留学の道を選択。
音楽と幼児教育両方の道を考えていたので両方を専攻。
もちろん、アメリカでも「アホな選択」は変わらず【レモン全滅事件】【バックヤード塹壕化事件】など国境をまたいでやらかします。
資格持ち越せない事件
構幼児教育にもハマって多くの授業を選択。
先生や周りの人にも存在を知ってもらえるようになったある日、先生と進路の話をしていた時、死刑宣告の様な言葉をもらいます。
「え?アメリカの幼児教育の資格は、日本に持ち越せないよ。」
「へ?そうなの?」
お兄ちゃんはどうだったか知らないけど、僕は本気で変身するつもりでジャンプを繰り返していました。今思えば2歳で押し入れからジャンプするのはヤバすぎだと思う 笑
大人になった今となっては、当たり前すぎる一般常識。
しかし、当時の僕は完全に鳩が豆鉄砲食らった状態です。
なんという凡ミス……この事件の他にも色々考え、中尾ちゃんは途中で帰国する道を選びミュージシャンを目指すため東京生活を始めることになります。
ミュージシャンを目指すはずが…
上京してからは楽器の腕を磨くべく、ベースの先生に師事。
とても素敵な先生で、一緒にNY旅行をするほど格別に可愛がってもらうことが出来ました。その出会いのおかげで腕前もどんどん上達。
年齢も24才になった頃で、ぼちぼち自分の道を本腰で決めなきゃなと思っていた矢先、先生からこんなありがたい言葉をもらいました。
当時はとにかく格闘家になることに憧れてました。トレーニングも毎日欠かしません。
「もう中尾ちゃんに教えることはないから、このまま続けるなら俺の仕事分けてあげるよ。」
おぉ、超ラッキーじゃん!心のなかでガッツポーズ。
しかし、先生の話は続きます。
「でもね、俺はこの道は中尾ちゃんには進めない。中尾ちゃんは色々出来るから、音楽は趣味にして別の道に進んだほうが良いと俺は思うよ。どうする?」
ミュージシャンを目指して一直線に進んできた3年間。
でもなんか、その言葉がすごく胸に刺さって「じゃぁ、音楽は趣味にします!」即答してしまいました 笑
そんなわけでまたまた、別の道の探し直しです。
自分の無力さを思い知らされる営業マン時代
新たな道を模索しはじめた時に、一回くらい父親にも相談してみようかなと意見を聞いてみる。
そこで「一度は営業の仕事はやっておいたほうが良いと思うよ」と言われて、またまた経験もないくせに、なぜか胸にささり営業職で就職活動を開始。しかし、ここでも運良く、すんなりIT系の上場企業に就職。
別に僕の経歴に魅力を感じたわけではなく、イケイケだったその会社が大量に営業マンを採用していたタイミングにたまたまハマっただけなんだけど。なにはともあれめでたい。
「おぉ、急な路線変更だったけど、めっちゃツイてるじゃん!」
上場企業に就職できた喜びをシメシメと噛み締めていました。
しかし、理想の人生設計図は入社初日に木っ端微塵にされます。
人見知りには高すぎる営業の壁
最初に与えられたのは、毎日100件近くの会社を訪問する飛び込み営業。
見知らぬ人間にその場で商品の説明をして、商談のチャンスを勝ち取る。
人見知りの人間にとっては生き地獄のような仕事です。知らない人と話すだけでも嫌なのに、商品の話までするなんて全く売れるイメージができません。
しかもトークが下手くそでキョドってる営業なので、当然契約ゼロの日々が続きます。
さらに追い打ちをかけるように同期の女の子が早々と初契約をゲット。
正直この子には負けないだろうと高をくくっていたのに、余裕で先を越されたことが余計に自分を追い詰めます。
「あら?もしかして、自分は社会人としては底辺の人間なんじゃないのかな」
今まで壮大な勘違いをしていたかもしれないと、自分の無力さを思い知らされました。
顧客リストをゲット。しかし……
なんとかしなければ……改善策を考えていると、ひとつの妙案が。
飛び込み営業じゃなければ、自分でも出来るかも!そんな思いから上司に嘆願。
「僕にも顧客リストを回らせてください!」
このまま飛び込み営業を続けても、僕では無理だろうということで
「わかった。じゃぁ明日からリスト渡すからそこで頑張れ!」
おぉ!なんて優しい上司なんだ。やっぱ、思い切って言ってみるもんだな。
翌日、地獄の日々から開放された僕はルンルンで出社。話のとおり、顧客リストをゲット。
「ありがとうございまーす」
早速順番にアポを取るために電話をかけます。
どれどれまずは一番上のこの会社からっと……
しかし、どうも様子がちょっと変。
「あんた、どういうつもりで掛けてきてるの?」なんかお客さん最初からキレてる…?
その直後に気付きます。与えられたリストは失客やクレーム客がメインの見込み薄リスト。そりゃそうだよね、いきなりリスト下さい!って頼まれて余ってるホットなリストなんてあるわけないわな。
顧客リストをゲット。しかし……
なんとかしなければ……改善策を考えていると、ひとつの妙案が。
飛び込み営業じゃなければ、自分でも出来るかも!そんな思いから上司に嘆願。
「僕にも顧客リストを回らせてください!」
このまま飛び込み営業を続けても、僕では無理だろうということで
「わかった。じゃぁ明日からリスト渡すからそこで頑張れ!」
おぉ!なんて優しい上司なんだ。やっぱ、思い切って言ってみるもんだな。
翌日、地獄の日々から開放された僕はルンルンで出社。話のとおり、顧客リストをゲット。
「ありがとうございまーす」
早速順番にアポを取るために電話をかけます。
どれどれまずは一番上のこの会社からっと……
しかし、どうも様子がちょっと変。
「あんた、どういうつもりで掛けてきてるの?」なんかお客さん最初からキレてる…?
その直後に気付きます。与えられたリストは失客やクレーム客がメインの見込み薄リスト。そりゃそうだよね、いきなりリスト下さい!って頼まれて余ってるホットなリストなんてあるわけないわな。
あることがきっかけで
まさかのトップセールスマンへ
入社から2ヶ月近くが過ぎ。いよいよ、この職場に居場所は無いなと確信し始める。
とは言え、せっかくミュージシャンから大きく路線変更したこの道、ただ辞めるのは情けなさ過ぎる。
「どうせ辞めるなら、自分で全部営業トークも作り直してやり切ってから辞めよう!」
そう決心し自分でトークを作り上げ再度チャレンジします。
そして一気に成功!なんてわけはなく。素人が考えたトークなので上手くいきません。掛けるたびに断られ続けます。
しかし。しかしです。お客さんの断り方に共通点があることに気づきます。
「ん?なんかみんな同じセリフの部分で断るぞ。あら?ということは……」解決策に気づきトークを修正します。すると、こんどはチラホラと成果が出始めたではありませんか。
そこからの行動は早かった。一度決めたら猪突猛進な僕は「勝ちパターン」を見つけたことでPDCAサイクルを廻しまくります。そして完全にコツを掴みました。人見知りでも「売り込まなくても自然とモノが売れる方法」を確立した瞬間です。その結果、初年度からの営業コンテストで全国No.1を獲得。
トーク力とか、人懐っこさが無くても営業は出来る!そんなノウハウを体系化して早速後輩に伝授。すると後輩もすぐに成果をだして、たった1ヶ月で昇進を勝ち取る大金星。
勢いに乗って転職、そして起業失敗
それから広告代理店に転職し、プロジェクトマネジメントや広告制作のノウハウを習得。
いよいよ自分に自信がついてきたと同時に起業への興味が湧いてきます。
「自分でやったほうがもっと自由に仕事が出来るんじゃない?」
というわけで勢いに乗って個人事業主として独立。HP制作・広告制作の仕事メインのサービスとして活動を開始します。
しかし、新しい選択をすると直後に地獄を見るのが僕のパターン。
今回も今まで以上にヤバい地獄を味わうことになります。どんな地獄かというと最もシンプルで致命的な「仕事がない地獄」です
高級車の試乗でイメージトレーニング
毎日時間に余裕があるので、やることと言えば奥さんと家の前でバドミントン。
お金がかからない趣味ということでちょっと時間があるととにかく羽を撃ちまくる毎日。
気がつけばビジネスよりも先にバドミントンの腕のほうがメキメキ上達する始末。
さらに現実逃避は続きます。
高級車のディーラーのところにでかけては、憧れの車に試乗しまくる。
2年後くらいにはこういう車買えるようになりたいなーって自分を鼓舞する感じで。そうするとなんか自分が出来る人間になったみたいでちょっと満たされるんですよね 笑。
そんな暇あるならちゃんと今までの経験いかして、ビジネスしなさいよーって感じですよね。我ながら振り返っても迷走具合がヒドくて笑えます。
勢い余って自分の強みまで削除
そもそも、トップセールスマンでプロジェクトマネジメントの方法も修得している、それならなんで集客に困るの?って疑問がありますよね。
これはホント不思議な話なんですが、なぜか起業した途端に何をすればいいかわからなくなってしまったのです。
「新しいことにチャレンジするぞ!」という気持ちとともに営業やマネジメントのスキルまで間違って頭から消去しちゃったみたいな感じ。
嘘みたいな話ですが僕にはそんなことが起こっていました。アホですね。
そんな中でもわずかながらに紹介などで仕事をもらいながら命を繋ぎます。
とは言え全然生活費には足りず、あっという間に毎月の支払いにも困る事態に突入。
支払いの足しにするために冒頭で紹介したように夜中に工場のバイトを始める事になったというわけです。
勢い余って自分の強みまで削除
そもそも、トップセールスマンでプロジェクトマネジメントの方法も修得している、それならなんで集客に困るの?って疑問がありますよね。
これはホント不思議な話なんですが、なぜか起業した途端に何をすればいいかわからなくなってしまったのです。
「新しいことにチャレンジするぞ!」という気持ちとともに営業やマネジメントのスキルまで間違って頭から消去しちゃったみたいな感じ。
嘘みたいな話ですが僕にはそんなことが起こっていました。アホですね。
そんな中でもわずかながらに紹介などで仕事をもらいながら命を繋ぎます。
とは言え全然生活費には足りず、あっという間に毎月の支払いにも困る事態に突入。
支払いの足しにするために冒頭で紹介したように夜中に工場のバイトを始める事になったというわけです。
突然訪れたアハ体験、そして反撃開始!
その頃は藁にもすがる思いで、いろんなビジネスセミナーに参加していました。
そんな中、あるビジネス構築セミナーに参加したときに、ものすっごく大事なことに気づきます。
「あれ?そもそもこんな頼りない僕でも仕事を依頼してくれているお客さんって、一体僕の何を良いと思ってくれてるんだろう?」
この時、今まで自分が遠くのチャンスばかりを探して、既に足元にある大事なことに目を向けていなかったことに気づいたのです。
そしてトップセールスマンになった「売り込まなくても自然と売れる方法」や「プロジェクトを最速で達成する方法」を思い出します。
起業するきっかけになったこのスキルを使えるようになるまで、本気で2年かかりました。ものすごい遠回りです。当然「もう支払い滞るし、いよいよダメかも」と思うタイミングが何回もありました。
自分の強みに気づいた後、それからの行動は早かったです。
今までなんでも屋の様な立ち位置で仕事のおこぼれを狙っていたスタイルを一変し、得意なサービス以外は全部廃止に。
その結果、自分のビジネスに一本芯が通ったことで、周囲へも自分が何者かを伝えやすくなり説得力が倍増。
仕事の依頼が一気に増えるだけじゃなく、相性が良いお客さんだけに囲まれて仕事ができるようになりました。
それからは迷いはありません。自分の強みにフォーカスし続けることで
- その後6年で売上が30倍に成長
- 出版社の公式サイトで名だたる著名人に混じってビジネス連載を3年継続中
- 書籍を2冊出版する機会をいただき、AmazonランキングでNo.1も獲得
この様な成果にも恵まれました。
誰でも同じように成功できるように体系化
今では、それらのノウハウを体系化。「売り込まなくても自然と人があつまる方法」を応用した「起業、営業、採用」3つのジャンルでサポートを展開。全国のスタートアップ起業家のサポートはもちろん、売上1000億起業や国立大学などからも声がかかり、毎日やりたいことに囲まれて成長を続けています。
このサイトでは、再現性が証明されているノウハウを公開していくので、ぜひあなたの成長に役立ててくださいね。
僕自身、起業に失敗したからこそわかることが沢山ありました。
今のあなたに活用できるサービスがあるかもしれません。ぜひチェックしてみたください。